どうも、しゅらです。
12月は賞与の月で嬉しいですね。
地獄の運送屋時代は、月給が良かったので賞与は10万とかしか出ませんでした。
今頂くようになると、「大きなおこずかい」みたいな感じで嬉しいです。
まぁ、早速FXでちょっとやらかしましたが。
賞与を頂いたことから、今回はお金に関する事で書いてみました。
金は人生狂わせますよね。
代引きシステム
今や、どこの運送屋でも「代引き配達」と「着払い配達」があります。
それに会社によっては「集金」もあります。会社の元払い料金ですね。
今は振り込みがほとんどになってると思いますが、振込料金を払いたくない会社や人は「集金」にしてるようでした。
なのでドライバーは個々に「釣り銭用のお金」を持っています。
だいたいどこも3万前後じゃないかな。
1,000円札を〇枚、5千円札を〇枚、500円玉を〇枚、等々。
もちろん会社のお金なので、出勤時にウエストポーチで預かり、帰宅時にそのまま金庫にしまいます。
その日の「代引き金額・着払い金額・集金」は計算して別にして金庫に入れます。
なので基本的には抜け道は無いはずなのです・・・。
代引き荷物の指定配達が必ずいつもある
ですが問題なのは「代引の荷物が必ず当日居るとは限らない」ことです。
当時は荷物も個々で管理してたので、トラックに積みっぱなしにしてる事もありました。
なので班長だった時は、まずそのドライバーの荷台を確認して「残荷のチェック」をしてからがスタートでした。
あ~あのお客さんは昨日休みだったのか。
お、この人何時もいない人だものな。
そして運転席に置いてある「引継ぎメモ」や伝票を確認してから積み込みしてました。
でも、あるドライバーはいつも決まって「代引きの伝票が指定で残ってる」のです。
どういう事かと言いますと・・・
伝票だけ置いてあり「この荷物は明日の配達なので指定残荷に置いてあります。
となってるのです。
ようは荷物が無いのに伝票だけあるのです。
まぁ、システム上おかしくないので最初は気にしてなかったのですが、それが3ヵ月も続くと「ん?おかしいな」と思ってきました。
荷物の行方
その日も運転席に入ると伝票があって、代引き金額が「52,000円」。
だいたい毎回5万前後・・・。
しかも今回の伝票のお客様の名前見たら、毎日ほとんど居るお客様の名前。
あやしい・・と思いましたが、指定残荷は荷物が多くて探すのに時間掛かるので断念。
直接、お客様に聞いてみる事にしました。
家に行ってみると、やはりお客様は在宅のようでした。
「すいません、〇〇運送のしゅらですけど、○〇の配達の件で伺いました」
すると品の良いお婆ちゃんが出て来てこられました。
「あら、〇〇運送さんいつもありがとね、どうしたのかしら?」
「実は〇〇の荷物の事なのですが・・・・まだ届いてませんかね?」
「あ~それは昨日届けて頂けましたけど、どうしたの?」
「・・・・・実はサインして頂いた伝票を紛失してしまい(今ではこれは個人情報の関係でまずいです)もう1度頂きに参ったのですが」
「はい、はい、ここに書けばいいのね~」
やっぱり配達終わってました。
と言う事は・・・・・・。
パチンコにはまってたドライバー
帰社後、残荷置き場を一応探しましたが、もちろん見つかりませんでした。
翌日、出勤してきたドライバーに聞きました。
「おまえ、この荷物はどこにあるんだ」
たぶん顔見て解ったのでしょうね、すぐ白状しました。
「すいません、配達終わってるのですが、ちょっと自分のおこずかいが足りないので持ってます。」
その時は
「今回は見逃すけど、これは犯罪だからな!次やったら上に報告するぞ、いいか。」
と言って許しました。
本来はこれも絶対にダメですね。自分も処罰されます。
当時は自分も優しかったというか、甘かったですわ。
当然、3か月後にまたやったので、報告してクビになりました。
金を使い込む奴は信用しない
これは氷山の一角なので、まだまだこの様な事は多々ありました。
でも決まってるのは
「1回でも会社のお金に手を掛けた奴は、必ず再度やる」
ですね。
人は更生するもの、と思いたいですが、金に関してはダメなやつはダメですね。
なので、今では発覚したらどんな言い訳しようとも即クビにしてます。
明日も「お金使い込んだ人」を書きますが、こっちはショックでした。
だって理想的な上司の人でしたから。
金は人を狂わしますね。