どうも、しゅらです。
年末年始の休みも終わって、年初めの出荷ラッシュが終わり平常に戻ったこの時期が、運送屋にとって一番「ほっ」とする時期であります。
12月の繁忙期の忙しさは異常でしたからね。
ただ、昨年はヤマトと佐川が値上げで荷物が減り、郵政に流れてパンクしてたみたいですね。
郵政のドライバーの方は大変だっただろうな。
うちの後輩は年末に郵政で送った荷物が2週間届かない!配達中になったままです!って騒いでましたw
うん、きっと2週間ずーーっと後輩の家を探してるのだと思うw
荷物が多くてさばけない
11月の後半から、荷物の量が多くなってきます。12月に入った頃がピークで25日のクリスマスを超えると、若干落ち着きますが、クール便が始まってからは「おせち」の配達も加わった為、大晦日まで忙しかったです。
なので、この時期は朝出勤したら「荷物の選別」をします。
法人向けは勿論当日配送ですが、個人向けはポイントが4点程ありまして・・・・
指定日
クレーマー
大手出荷先
荷物の備考欄を見て「生もの・食品・プレゼント」
ただ、これは担当ドライバーの力量によりますけどね。
流石に10年以上ドライバーやってると、俗に言う「この荷物は危険な匂いがする」と言うのが解ってきますw
この勘で、幾度となくクレームを回避してきました。
まぁ、全部の荷物を配達すれば必要無い能力ですがw
遅配対策は人海戦術のみ
単純に配送員を増やすのみですね。
人海戦術。
ただですね・・・素人が手伝ってくれても、逆に足手まといになるパターンが多いのです。
配達員って「荒くれ者」や昔で言う「雲助」が多いからバカだし、配達なんて簡単でしょう?って考えてる方が多いのですが、そうでもないのです。
意外に難しいのでただ単に人を増やしただけでは駄目なので、教育が必要になってきます。
宅配のポイント教育
まず「その住所への行き方が解らない」。
今は携帯ナビもあるので楽ですが、当時は「地図」を見ていくしか無く、該当住所を探し出しても「そこへ行くのにどう行けば解らない」という人が多かったです。
まぁそりゃそうですよね、始めての土地で主要道路も知らないで、普通の1軒家に行けと言うのは難しいと思います。
でも、自分なんかは地図があれば、まず行けます。
最初のページで大きな地図があるので、それで目的地のページまでを把握して、そのページのとこまで着たら、何て交差点で曲って何件目か、みたいな感じで伝票に「簡単な地図」を書いていくのです。
この写真では「GS=ガソリンスタンド」みたいな感じで目印にしています。
これが出来るようになると、1時間で10件以上は配達出来ます。
営業所に残った荷物の保管方法
そして一番重要なのが「そんなに待っていないだろう荷物」の保管方法です。
この中でも、たまに問い合わせが来て「早く持ってきて!」となるのが多いのです。
でも営業所も広いと見つけるのが大変。
そこで、残った荷物にもハンディで「残貨入力」をします。
その時に、場所によって番号を振ります。
それにより、残貨1はあの場所だ!とか解る様になってます。
そのはずなのですが、たまにあるのが「入力無し」。
問合せが入る荷物に限ってあるのですよね。
そういった荷物を1個探すのに1時間2時間とか掛けてましたわ。
前もっての事前準備が大事
ようは、見出しの通り「事前準備」が大事なのですよね。
・11月からドライバー補充して教育する。
・なるべく細かく営業所の保管場所を作り、番号を振っておく。
でもね、一番効果的なのは全運送屋が「12月は運賃上がります」と決めちゃう事だと思いますけどねw
まぁ無理だろうな。